脳梗塞予防のための薬物治療
一度でも脳梗塞を起こした方は、再発予防のため血液をサラサラにする薬を飲む必要があります。心房細動という不整脈がある方は、脳梗塞を起こしていなくても、薬が必要なこともあります。
血液をサラサラにする薬には、抗血小板薬と抗凝固薬の2種類があります。抗血小板薬は、アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞で使われ、血管の壁に血栓(血の塊)がつかないようにする薬です。抗凝固薬は、脳塞栓症で使われ、血液そのものが固まりにくくする薬です。
その他、高血圧、脂質異常症、糖尿病なども脳梗塞の原因となるため、これらの治療薬も重要となります。薬を使う前に、まず食事療法や運動療法などを行いますが、それでも改善しない場合は、薬を使います。