2019-10-29 脳塞栓症 1 (1) 脳梗塞 脳塞栓症(のうそくせんしょう)は、心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈が原因で起こることが多いです。血液は、流れずにとどまっていると、だんだん固まってしまう性質があり、血栓という血の塊ができます。心房細動は、心房という心臓の部屋のひとつが震えるような動きをするため、血液の流れが乱れ、血栓ができやすくなる病気です。その血栓が、血液の流れに乗って脳に到達すると、脳の血管がつまってしまい、脳梗塞になってしまいます。心臓に原因があるため、心原性脳塞栓症と呼ばれることもあります。太い動脈が突然つまるため、最も重症になりやすいタイプの脳梗塞です。