2019-11-01 ラクナ梗塞 1 (1) 脳梗塞 ラクナ梗塞は、1.5cm以下の小さな脳梗塞で、穿通枝(せんつうし)と呼ばれる細い血管がつまることによって起こります。特に、中大脳動脈という動脈からひげのように出る穿通枝は、ちょうど手足を動かす機能のある場所に栄養を送っているため、この穿通枝がつまると、小さな脳梗塞でも手足の麻痺が出ます。麻痺の程度は、その時によってさまざまで、全く動かなくなったり、少し力が入りにくい程度のこともあります。ただし、最初は軽度でも時間とともに悪化して重度となってしまうこともありますので、症状が軽いからといって様子を見ず、すぐに病院にかかることが大切です。