脳出血の治療方針(治療の流れ)
〇 脳出血は血管が切れた瞬間から症状が出るため、突然発症する病気です。基本的に前兆はありません。最初に病院に来られた時点で、まず緊急手術(血液を取り除いたり、水頭症の治療など)を行うか判断します。
〇 手術をしてもしなくても、再出血予防や脳浮腫(のうふしゅ)に対して薬による治療を行います。通常は血は止まった状態で病院へ来られますが、切れた血管はしばらくは不安定ですので、また血が出る(再出血)こともあります。また、出た血液の周りの脳は、徐々にむくんできます(脳浮腫)ので、それに対して治療を行います。
〇 後遺症が残ることも多く、それを少しでも軽くするために、できるだけ早くからリハビリテーションを開始します。