脳の病気 脳の手術

脳の病気、脳の手術について分かりやすく解説します。自分の言葉で書きますので、間違った表現、間違った内容が含まれる可能性もあります。情報の取り扱いには十分ご注意下さい。

記事は順次追加していき、Twitterでもお知らせしますのでフォローをお願いします。脳の病気は、術後も長期的に経過を見る必要があるため、近くで信頼できる医師を見つけるのが良いと思います。愛知県東部の方は、直接相談にも乗れますので、必要な方はご連絡下さい。


質問箱(脳神経外科医@愛知県)

脳梗塞予防のための手術

脳梗塞を予防するための手術は、血管が細くなり脳の血流が少なくなってしまった時に、それをおぎなうための手術です。首の血管が細くなった時には、頚動脈内膜剥離術(けいどうみゃくないまくはくりじゅつ、CEA)や頚動脈ステント留置術(CAS)を、頭の中の血管が完全につまってしまったり、極端に細くなってしまった時には、それよりも先の血管にバイパスをつなぐ手術などを行います。

また、首の血管が細くなった時には、アテロームと呼ばれるコレステロールのかすがついているため、それが血液の流れに乗って脳の方へ飛んで行ってしまうことで脳梗塞になることもあります。血流をおぎなうだけでなく、こういったことが起こらないようにする目的で手術を行うこともあります。

それぞれの手術については、以下の項で改めて解説します。
頚動脈内膜剥離術(CEA)
頚動脈ステント留置術(CAS)
〇 バイパス手術