脳出血とは
高血圧が原因で起こることが多く、高血圧性脳出血とも呼ばれます。
脳の動脈は、頭の中に入ってから、どんどん枝分かれして、先に行くほど細くなっていきます。太い動脈は脳の周りを走行し、脳の中に入り込むのはかなり細い動脈です。この細い動脈が脳の中で切れると、脳出血が起こります。血管が切れた瞬間に脳に傷がつきますので、病気としては突然発症することになります。出た血液の量が多ければ多いほど、傷つく脳の範囲も広くなりますので、症状も重くなります。
一方、くも膜下出血は太い動脈が切れることで起こります。太い血管は脳の周りを走っていますので、これが切れると脳の中ではなく脳の周りに出血が広がります。太い血管は丈夫ですので、動脈瘤などの異常がないと簡単には切れません。(くも膜下出血については、別項で改めて記述予定です)